【気仙沼】地元出身本誌記者が涙のレポート! 宮城・気仙沼被災の本当の地獄絵図(1) - エンタメ話 by.chitc

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【気仙沼】地元出身本誌記者が涙のレポート! 宮城・気仙沼被災の本当の地獄絵図(1)

あくまでも「伝聞記事」である。どこまで本当でどこから嘘かはわからない。
ただ、現状が未見で想像しているレベルで済んでいるなんてことは有り得ないのだけはわかる。


 東京を出発し、崩落や亀裂、車の腹をこするほどの段差がある道路をひたすら走り続けること半日、
久しぶりに故郷に辿り着いた。
 記者の地元・気仙沼市の惨状に関しては、覚悟はしていた。
テレビの中継映像も観ていたため、心の準備はできているつもりだった。
 しかし、現実は想像をはるかに超えていた――。
 壊滅した街を目の当たりにして、出る言葉はなかった。
足の踏み場もなかった。匂いも悪臭どころではない。
 ご存知の通り、気仙沼市の経済や生活の中心は漁業である。
フカヒレやさんまを中心とした気仙沼港の水揚げ量、金額はともに国内で10指に入るほどで、
その大量の魚介類を保存するための冷蔵・冷凍施設が市内沿岸部に林立していた。
 その中身が津波で流出し、様々な魚介類の死骸が市内に散乱。
しかも、それらが時間とともに腐敗し、ウジがわいていたのだ。
 場所によっては腐った魚が絨毯のようになっており、
残念だが、人の遺体もその中でガレキとともにごちゃまぜになってしまっている。

 記者も、いくつもの遺体に遭遇したが、その数は行方不明者の数と比べれば少ないほうだ。
 家族や知人を探しても、見つからないことが多い。
 遺体となって見つかっても、損傷が激しく、片足や片手だけだったり、
焼死体で性別や年齢も分からないことがざらにある。
 「もう2週間経つけど、安否が分からないっていうのは、死んでいるかもしれないけれど、
  連絡がつかないだけってこともあるから…。避難所も安置所も、遺体探しも交互にしてます」
 そんな、精神的にきついことをせざるを得ない人に何人も出会った。

 肉体的にも環境は苛酷だ。
 私の実家は、なんとか津波の被害からは免れたが、電気と水道はいまだ復旧していない。
すでに2週間経過した実家の冷凍庫を開けてみたが、気温の低さで見事に凍ったままだった。
 記者も、初日の夜は布団を重ねても重ねても寒さで寝れず、ついに朝まで起きていた。
20代半ばの体力でこれならば、体育館などの避難所で寝ている年配者の苦痛は如何ばかりか。
 「寒くて寝れないよ…。昼間はガレキ撤去なんかで疲れはたまっているのにね。
  食事だって、朝はおにぎりとトマト、夜は菓子パン半分がいいところかな」
 報道では、全国から集まった大量の物資が、
すでに気仙沼にも届いていることになっているが、現実はまったく違った。
 「避難所によって差があるんだよ」

 市内で暮らす女性Sさん(46)が、配給の実態について教えてくれた。
 「温かい食事をおかわりでできるくらいに出しているところもあるけど、
  そうではない所がほとんど。
  市内に90カ所以上も避難所があるのに、配る人間がいないんだよ。
  聞いた話だと、有名人が炊き出ししているんだってね。
  でも、みんな気仙沼小学校だけなんでしょ?
  全国の人に間違った印象を与えるんじゃないかって心配だよ。
  あくまでも、それは90分の1だけだってことを知ってほしい。
  それに、避難所に人がいっぱいだからって家に強制的に帰された人もいる。
  その人たちには配給なんかないんだから。
  服だって、たくさん支給された所もあれば、
  津波を浴びて海水と重油まみれのまんまで過ごしている人だっているんだよ」

 こうした環境に便乗して、道路脇に広げたブルーシートでカップラーメンが500円、
缶のお茶が250円で売られていたりする。
 市内のスタンドでは、1リットル1000円でガソリンが売られていた時期もあり、
「弱みに付け込みやがって。生活が立ち直ったら、あそこでは絶対給油しない」
という怒りの声も絶えない。
 そうした事情を想定し、車いっぱいに詰めて持って行った食糧を知り合いに配って歩いたが、
どの家でも共通の"依頼"があった。
 「ありがとう。本当に助かる。でも、ウチに食べ物を持って来たってことは誰にも言わないで」
 そう、口止めをお願いされたのである。なぜなのか、理由もみんな同じである。
 「食べる物があるって分かると、放火されるから…」

 気仙沼市内では地震発生後、火災が多発しているという。
そして、そのほとんどが放火だと噂されている。
 「食糧や金がある家が狙われる。家が残った人は、わずかな食料も隠している。
  無法地帯そのものだよ。放火だけじゃなくて窃盗もすごくて、
  この辺は家の鍵なんて締めなかったんだけど、今は確認までするよ」

 記者が気仙沼入りする前、知人にこう忠告された。
 「他県ナンバーは気をつけたほうがいい。男友達が2人で来たんだけど、
  車を集団に囲まれて、ガソリンと食糧を奪われた」
 治安が悪化しているとは聞いていたが、こうした話はどこまでが噂で、どこからが真実なのだろうか。
 宮城県警関係者に尋ねた。
 「だいたいが本当だね。街にいくつもあるペシャンコの車を見てみなよ。
  全部給油口が開けられているから。
  でもそんなのは序の口で、コンビニやスーパーでは食料品に加えてレジも空っぽになってるよ。
  自販機だって壊されて、中身を抜かれてる始末だからね」

 実際、気仙沼信用金庫・松岩支店から4,000万円が盗まれたことも明らかになっている。
 3月30日の宮城県警の発表によると、震災後の窃盗被害総額は1億円を超えているという。
 窃盗が増えているのは事実のようだ。では、放火や集団犯罪はどうだろう。
 「放火だと分かっているんだが、捕まえられないんだ。
  気仙沼警察署が津波で機能しないため、今は防災センターに一時移転していて、
  人もパトカーも足りなければ、市民からの通報もままならない。
  それに、犯人がいたって、電気がまったくない暗闇でガレキだらけじゃあ追えないよ。
  だから、捕まえることができたのは大谷地区で起きた1件だけ。
  あとは、抑止力を期待してパトカーを数台走らせるのがやっとだね」(同)

 信じ難い話だが、レイプ事件も頻発し、警察が把握できない状況になっているという。
こうした状況は、阪神大震災のときも見られたようだ。
 「阪神大震災では『火事場の犯罪は起きていない』と言われていましたが、
  それは事実ではありません。
  窃盗やレイプが相当数発生しましたが、状況が状況なので、
  通報したくてもできなかったというのが実情です」(在阪の全国紙記者)

 震災直後と違い、最近はチャリティーや復興といった"美談"が目立っている。
 しかし、その裏には過酷な現実が存在しているのだ。
 「もう、気仙沼はなくなった……。街や命だけじゃない。人の心も、津波はさらって行ったんだ……」
 友人が語ったこの言葉が、胸に突き刺さる。


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